月刊次世代経営者

Magazine

10年先のミライをつくる
「月刊次世代経営者」

次世代経営者のための情報誌「月刊次世代経営者(旧:月刊ビジネスサミット)」は、1986年6月に「中小企業の活性化が日本経済の成長・発展に繋がる」という経営理念のもとに創刊されました。 全国の中小企業、地域経済の動きにスポットをあてたテーマを厳選し、少数精鋭・スピード経営を重視する中小企業経営者が求める情報や、さまざまな経営課題解決策の実例を独自の切り口でお届けしています。 全国の金融機関ネットワーク等の連携により、 多くの中小企業経営者の皆さまにご愛読いただいております。

2025年12月最新号

次世代経営者セミナー講演録

◆ロイヤルグループの経営戦略 人口減少時代の新事業戦略(前編)

ロイヤルホールディングス株式会社 会長 菊地 唯夫 氏

┃特集┃地方から目指す100億企業!

長らく続いたデフレの常識は、今、確実に終焉を迎えつつある。
原材料費や人件費の高騰など、インフレへの移行は、
特に財務基盤の弱い地方の中小企業に、
「現状維持=実質的な衰退」という厳しい選択を突きつけている。

このような環境下、政府が推進する「100億企業」創出プロジェクトは、
未来の日本経済を牽引する中堅企業を輩出しようとするもので、
経済的な難局を乗り越えるための戦略的な決断を、
地方の中小企業の経営者に促しているものと言えるだろう。

地方において100億円規模の企業が生まれることの意義は極めて大きい。
企業にとっては、財務的な安定性と信用力向上をもたらすと同時に、
必要な設備投資や人材への投資を実行できる基盤強化を意味する。
地域社会においても、安定的な雇用を創出し、
都市部への若者流出を防ぐ防波堤となることが期待される。

本特集では、「100億企業」創出プロジェクトの意義と概要を紹介するとともに、
スケールアップを目指す中小企業の具体的な挑戦に焦点を当てる。
100億という具体的な規模はともかく、まずは経営者がスケールアップに舵を切れるか否か。
その決断の意味を考えたい。

解説

◆100億企業の創出が社会構造を成長型に変化させる

中小企業政策の転換点
中小企業庁 経営支援部 経営支援課 企画調整室長 赤松 寛明 氏

事例1

◆“強い会社”の基盤をつくり次世代に残す環境を整える

ワイヤーハーネス市場で躍進
株式会社ササキ 代表取締役 佐々木 啓二 氏

事例2

◆企業理念の追求のためにスケールアップを図る

無添加石けん普及への挑戦
シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長 森田 隼人 氏

事例3

◆日本酒の価値を高めるべく海外市場に挑む

世界のブランドを目指す酒造会社
株式会社獺祭 代表取締役社長 桜井 一宏 氏

対談

◆悩みを解決するものづくりで創業100年を目指す

第9回 13年間の営業職から経営の道へ
【ゲスト】
豊橋木工株式会社 代表取締役社長 近藤 泰一郎 氏

連載

◆M&A戦略インタビュー

ロールアップ戦略で事業を拡充する
エンジニア業界のトップティアが目指すもの
株式会社TWOSTONE&Sons 代表取締役CEO 河端 保志 氏

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